時間とともに変わる表情

まだ学生だった頃、リサイクルショップでデニムのワンピースを購入したことがある。
少し着ただけという感じでほつれ等もなく、その後かなり長い間、それこそ洗濯を繰り返して色が程よく褪せて、ふとした拍子にボタンのところから破れるまで着ていたのだけれど、今思えばこのワンピースが私がデニム生地を好きになるきっかけだったように思える。
少し硬めの肌触りと丈夫な所、そして何よりも、他の生地では色あせてくたびれていく所はあまり好ましくないけれど、このデニムという生地は長く使って色あせたところもまたいい具合になる所がいい。
一度気に入った服はとことん着倒す私にとって、長期の着用に耐え、時間とともに違う顔を見せるデニム生地はある意味で理想の生地で、私の持っているスカートの半分はデニム生地だったりする。


味の出るダメージ感に+1!

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丈夫なデニム生地
学生の頃、友人がよくデニムのジーンズをよく履いていた。何かの授業の時にカッターを使っていたのだけれど、友人はおもむろにその刃の出ているカッターを自分の脚に振り下ろしたのだ。私はかなり慌てたのだが友人はきょとんとした様子だった。大丈夫なのかと聞いたら笑われて、このぐらいなら刺さらないよと返され、実際にカッターは刃が収まっており(デニムのジーンズに押されて刃が引っ込んでいた)傷もなかったのだが、あの時
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生地の硬さによる着心地
個人的な好みによるところもあるだろうけれど、デニム系の服はおろしたての新品よりも、ある程度の回数を着て洗濯を挟んで柔らかくなってきたぐらいが一番着心地が良いと思っている。硬めの感じが好きな方も居ると思うのであくまで個人的な好みではあるけれど、ある程度長く着用することで、着る人の癖を覚えるとでも言うのだろうか、体に合うようになる気がしている。私がリサイクルショップで買ったワンピースも、買ってきたばか
デニム生地の豆知識
丈夫なデニム生地であるけれど、余計な色落ちなどを防ぐにはある程度注意しておくべきポイントがある。洗剤に寄っては蛍光剤や漂白剤が入っているものがあり、色落ちを防ぐためにこれらを含まないものを選ぶほうが良い。また、日光によって色あせることもあるため裏返して干したり、陰干しするのも良いだろう。インディゴ染料に纏わる話も幾つかあり、天然インディゴと純粋インディゴ(合成インディゴ)の話が上がる。天然インディ